確実なダイエットのための必須知識~部分痩せなんておこらない。脂肪が減る6つの順番~
「このポッコリ出てしまったお腹をなんとかしたい。」
とか
「脚を細くしたいです。」
といった相談たくさんしていただくことが多いです。
そのような方に限って、
「お腹」や「脚」
だけなんとかしたいと言われます。
まず、ここではっきりと断言しますが、
”部分痩せは起こりえません”
あれは、メディアが作り出した神話です。
考えていただきたいのですが、お腹だけすっきりしていて顔がぽっちゃとしている人をあなたは想像できますか?
脚だけとても綺麗で、お腹ぽっちゃりの人を見たことありますか?
ないですよね。
人間の身体は、脂肪の落ちる部位の順番はある程度決まっています。
個人個人によって若干の違いはありますので、あなたが真剣にダイエットを行ったときは少し違う落ち方をするかもしれませんが、例として私の脂肪の落ちる順番を示します。
①内臓脂肪
②皮下脂肪(全体的に落ち)
③皮下脂肪(お腹の上部)
④皮下脂肪(お腹の下部、下っ腹)
⑤皮下脂肪(腰回り)
⑥皮下脂肪(脚・臀部)
といった順番になっています。
このようなことを人に伝えるとよく驚かれます。
”内臓脂肪”ですが落ちにくいというイメージがありませんか?
実は、ダイエットを始めて脂肪としては必ず最初に落ちていく部分になります。(補足ですが、ダイエットを開始して一番初めに減るのは水分です。)
この事実って、なかなか知られていないので驚かれます。
メタボリックシンドロームの基準になっているのでなんとなく、落ちにくいイメージが根付いたという印象もありますが、大きくはメディアの情報コントロールのせいだと思います。
「落ちにくい内臓脂肪を1週間で落とす」とか「内臓脂肪が落ちるサプリメント」などよく目にしますよね。
そして、断言しますが、識者の方で内臓脂肪が落ちにくいとかといっている人はほぼ100%まともなダイエットを行ったことがないので話を聞く必要はないです。
①から⑥まで見ていると、内臓脂肪のあとが、皮下脂肪になりますね。人間の身体はまず、ダイエットを始めると内臓脂肪を落としていき、ある程度内臓脂肪が空になると皮下脂肪を落とすモードに切り替わります。
これが、ダイエットにおいて難しいポイントとも言えます。
なぜなら、内臓脂肪というのは見た目ではわかりにくい脂肪です。
内臓脂肪が減ると、体重や腹囲など客観的な視点において変化はわかりますが、見た目に現れないのでダイエットを頑張っても人から評価されないのです。
イメージしてみてください、ダイエットを頑張るのって人から、
「最近やせたね」とか「きれいになったね」
っていってもらうことが大きな喜びですし、そういってもらえるともっと頑張ろうとかって思えますよね。
でも、
・ダイエットを開始してしばらくは内臓脂肪が減るので見た目に変化が起こりにくい
・人から気付いてもらえない
・モチベーションがキープできない
・やめてしまう
という、悲しい結果になりやすいのです。
ですので、正しい知識を身に着けて、このブログで何度もいっていますが継続する必要があるのです。
また、男性はよりお腹周りにつきやすい、女性はより下肢(手足)につきやすいという 性質がありますので、①内臓脂肪から②皮下脂肪にステップアップし、初めの“全体的に落ちる”の部分で、男性より女性のほうがより脚の脂肪が落ちやすいのかもしれません。
さらに、③~⑥の過程でも、①や②は落ちていきます。私の経験では④あたりから多くの方から“最近痩せた?”と声をかけてもらえるようになるなという印象です。ここまできたらもうダイエットが楽しくて仕方がなくなります。正直、ここまで行くまで私も辛いです。
私の内臓脂肪から皮下脂肪(人から評価してもらえる)までの乗り切り方は、
・体重や体脂肪率の変化をしっかりモニタリングする。
・ある程度、開始1~2か月は諦める。
これにつきます。
と、ここまで脂肪が減る順番を見てきました。
ここまで読んでくださった方は部分痩せが起こらないこと理解していただけたのではないでしょうか。脂肪には落ちるルールがあります。
正しい知識と継続で確実にダイエットは成功しますので今日も明日も諦めずに頑張りましょう。
補足ですが、体重が増えていく過程においても初めに脂肪がつくのは内臓脂肪です。
これが私たちの身体の恐ろしい仕組みであると私は思っていますが、
「最近食べても全然太らなーい」とかって言ってて、3か月後に「やばーい」なんて話結構よく聞きますよね。
これ初めは内臓脂肪が増えているので見た目の変化があまり起こらず、気付かないのです。
これって怖いですよね。
脂肪の増えるルールは減るルールの逆です。こちらもしっかりと押さえておきたいものです。